カクテルのお話
カクテルは、星の数程ありますが本当に美味しいカクテルを出すのは大変だなぁて思います。
昔はよく先輩バーテンダーと、スタンダードなカクテルを仕事終わったら作って練習していたものでした。ギムレットやマティーニなどは厳しい人もいるので作る方は緊張しますね。
同業者の方も、同様です。
長い年月で、自分なりの形が出来ていくのでしょうが、まだまだと痛感します。
数年前開発した、オリジナルケンタッキーコーヒー(アイリッシュコーヒーのアイリッシュウイスキーをバーボンに変える)は、なかなか大変な作業でした。
レシピは、
・バーボンウイスキー 30ml
・グランマルニエ 15ml
・砂糖 小さじ1
・濃いめのコーヒー 120ml
・ホイップクリーム 適量
まずは、グラスを温めます。この時厚手のグラスか、耐熱用の足のあるゴブレットなどが良いです。割れる危険もありますので。
それを2つ用意します。
温めたら、そこに別々のグラスに1つは、バーボン。1つは、グランマニエを入れます。そして火をつけますが、軽く回した後、もう一つのグラスに流し入れます。
両手にグラスを1つづつ持って、流しこむ作業を繰り返します。(3〜4回)
火の消し方は、グラス同士を上から重ねると消えます。
そしたら、砂糖を入れ溶かしたら、もう一度火を点け先ほどのフランベ作業を繰り返します。グラスが温まったら一気に熱いコーヒーを流し込みます。
そして、ホイップクリームを上にかければ完成です。
オレンジリキュールを入れることと、フランベ効果でオレンジの香りが立ち、カラメルの焦げた香ばしさ、コーヒーのコクとマッチして一段階上の、大人のコーヒーの出来上がりです。
ぜひ、試してもらいたいカクテルです。
ただ、最初はグラス割ったりや、こぼしたりヤケドするケースもあるので、気をつけてください。
私も、何回も割りましたし、手についてヤケドもしております(笑)
アルコールの炎は青色で照明落とすとロマンチックです。女性口説く時は、絶対使えると自負しております!
このように、1つ1つ開発するのも苦労しますね。
なかなかうまく行かないからこそ、調べるし、理解が深まるというか、自分のレシピに変わっていくのでしょう。
死ぬまでに、どれくらい自分のカクテルものにすることが出来るのかな〜?