ブルースバーの独り言

横浜上大岡で経営しているバー、クラークスデールオーナー。日々感じている商売の難しさや想い、どう楽しく仕事し、実現して行くのか、どう家族と従業員を守るのか奮闘中。

コロナで知った飲食店の形

どうも、久しぶりの投稿スガノでございます。

コラムの書き方も忘れてしまいました。でもなぜ書いているかと言うとある酒屋のコラムで入賞するとお金がもらえるらしいのです。じゃあ、思っている事、書いてそうういう仕事来んかなーって思っている俗物です。

私は20年以上飲食店に関わって来て、最初は、和食料理人を目指しておりました。

飲食は好きですからね、料亭に勤めれば最高の技術や知識学べ、ましてや京都で働けば箔が付くじゃないかと思っていましたし、何とかなるかと。(バカ)

しかし、諸先輩の方々は皆さま厳しいですし、ストイックな部分は沢山あり、一応高校野球部のしごきに耐えた自分でしたが、根をあげた訳でございます。

ただ、辞めた理由を書くのもおかしいですが、その耐えた時間、勉強に費やした想いなどが一生自分を守ってくれる保証にはならない気がしてきたんです。野球部で味わいましたから。20代30代は頑張る時期だと思いますが、常に組織が正しいとは思わない。

会社が全て自分の一生を見る訳ではありませんからね。一番多感なときとやりたい自分に当てはめたとき、それでいいのかな?と思ってしまったんですね。

そこから別に興味があった飲食店のバーに仕事を変えました。

業態は変わりましたが、私には楽しいのがバーでした。お客様の目の前で提供し、なおかつ、コミニュケーションもあり好き嫌いも分かる。飲食は、お酒、食事、人、会話など複合性があることにより愉しい、エンターテイメント。料理の鰹節と昆布の関係です。(相乗効果)

音楽もあればなおさらでしょう。だから私は音楽も演奏しますよ、だってモテる可能性がある期待値を利用しない手はない。

何を言いたいかとすると、飲食店は脆弱で脆いもの。儲かる仕事でないにしろ

私は好きなんです。

全ての業種に言えることですが、これでいいと、大丈夫、安心って世界はない。食やお酒は間近な楽しみです。それをコロナで楽しめないのは羽のない鳥。

動物や植物の命を取って商売する人間にとって、あまりにも申し訳無さすぎる・・・。

 

しかし、いいこととも妻には言われました。

『コロナ休業で幼い息子と時間が取れて一緒にいること』

飲食店は、拘束時間長いです。なるべくそうしたくないですが、美味しいものには手間はかかるしでも家庭と時間も取りたい。

これからの飲食店は、美味しいものを提供するだけでなく、家族と顧客を想像をして決して安い仕事ではない仕事に変えるべきでしょうか。